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高地で繁栄した古代文明の謎
マチュピチュ、ティワナコ、モンテ・アルバン


(1)Q&A

Q:何が謎なのか?

A: ペルー、ボリビア、メキシコなどの古代文明は、高地において栄えた。ボリビアのティワナコ都市遺跡などは四〇〇〇メートルの高地にある。インカ帝国の王都クスコも三〇〇〇メートルの高地、空中都市マチュピチは二五〇〇メートルほどの高いところにある。メキシコなど中央アメリカで栄えたマヤ文明も、繁栄の中心は高地にある。

ただ例外はマヤ文明よりも古いとされるオルメク文明で、この文明の中心地はメキシコのユカタン半島の標高一〇〇メートル程度の低地にあったようだが、その全貌は明らかになっていない。

なぜ南米や中米に栄えた文明が高地に都市を築いたのかは明らかではない。特にボリビアのティワナコ都市遺跡は不思議な存在だ。富士山の頂上よりも高い寒冷な土地に大都市を築いていており、農業生産にも成功していた様子なのだ。とうぜん高度な農業技術を持っていたし、現代でもこの技術を学ぶ動きが欧米で見られる。また都市の建物は巨石で作られていったようで、巨石の残がいがたくさん残されている。ここは、一部の学者からは一万六〇〇〇年前の遺跡だと指摘されている。

Q:私はどう思うか?

A: 南米の場合、太平洋岸は雨の少ない砂漠地帯であり、大西洋側はアマゾンのジャングルが広がっている。したがって、適度に雨の降る高地が農耕や牧畜に適していたことも考えられる。だが、それにしても四〇〇〇メートルや三〇〇〇メートルの高地にまで登る必要はないだろう。そうなると理由として考えられるのは、過去に大洪水の経験をしていることだ。

高さ一〇〇〇メートル〜二〇〇〇メートルの大津波が押し寄せ、海岸地方は水没した体験を持つ人々が、天変地異を恐れて高地に文明を築いた可能性がある。ちなみに直径二キロの隕石や彗星が地球に衝突すると、高さ一〇〇〇メートル〜二〇〇〇メートルの大津波が発生するという。

メキシコの場合も、マヤ文明は高地で始まったようだ。それが低地におりていった形跡がある。彼らもやはり大洪水を恐れていたのではないだろうか?


(2)写真集



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