Kyonpe & Hide
「七夕(88)」
Kyonpe & Hide
7月7日
人は哀れむ。牛飼いと織り姫のことを。年にたった一度しか会うことができないだなんて・・・それも雨が降ってしまっては、天の川に幾万ものカササギが羽と羽を重ねて橋を作ることができないので、そのたった一度の逢瀬さえも楽しむことができない。
でもHideはそっと呟く。
「二人がうらやましい」と。
「永遠(とわ)の別れをした身からすれば、年に一度も会えるだけで、なんと幸せな二人だろう」と。
短冊にしたためよう。
せめて今宵が晴れるように、と。
牛飼いと織り姫が、二人の境遇を嘆くことなく、年に一度でも会える幸せに感謝できるように、と。
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