指がこぶだらけならば、この方の衝動的な性向が大きく減じられます。こぶだらけの指は、金星人の場合それほど多くありませんが、存在しますので、考慮に入れてください。
最初の指節にこぶがあるだけなら、その方は考え方は知的でシステム的で、軽薄ではありません。第二指節にこぶがあるなら、生活面できちんとしていることを好む方で、服装などにも注意深いでしょう。第一と第二の指節にコブがある場合は、分析的ですが、金星人は熱意と衝動に支配されているので、あまりこのようなコブは見ることがないでしょう。
滑らかな指ならば普通です。芸術的アイデア、衝動的な行動、偶発的な思考と行動などは金星人の特質ですが、滑らかな指で強化されます。この場合、第二指節のコブがある程度発達していても、滑らかな指と見なしてください。この方は洒落た服装を好み、いつも格好良く、常に整然としています。
長い指の金星人には、まずお目にかからないでしょう。金星人は細かい詳細を好まないからです。金星人は娯楽を好みますが誰か他の人が計画して組織することを望みます。金星人はすべて用意が整ったところで娯楽を楽しみたいのです。彼はその準備を褒め称え、すべての準備を整えた人は、たぶん指の長い方ですが、「なんていい人なんだろう。すごく感謝された」と喜びます。したがって金星人はわずかな感謝の言葉で、数時間の労働の代償とすることができます。一方、人々は彼のためにもっと働こうと思います。
金星人には、指の長い人が持つ詳細へのこだわり、猜疑心、敏感性に欠けます。長い指を持つ金星人がいたら、長い指の特質を加えますが、あくまでも特殊だと考えてください。
指の短い人は思考が敏速で行動も衝動的ですが、金星人の典型です。指が短すぎないかどうかを観てください。これ以上、衝動的になるのは好ましくないからです。
金星人は性格的に詳細を好みませんが、それに短い指が加わると、衝動性に敏速な思考と行動が強化されます。したがって短い指の人に出会ったら、指の短い人の敏捷性と金星人の注意力散漫を考慮に入れてください。
この場合、親指が重要になってきます。もしも小さい、あるいは尖った先端を持つなら、この方の性格は弱く、優柔不断です。欲望に支配されて、それが実現しますが、誰かに簡単に引き回されます。金星人は快楽を好む傾向があるので、影響力を行使する人に影響されてしまうのです。本来の怠け者の性格が助長され、決断力も乏しいでしょう。
さらに親指の二つの指節を比べてみてください。意思と論理・理性のどちらが強いでしょうか? 意志(第一指節)の方が強ければ、このかたは優れた判断なしに決断をしてしまいます。発作的に決断しやすいのです。意思の指節の先端が尖っていたら、感受性が強くなり意思の強さは減じられます。先端が四角ならば、意志が強く常識があり実際的です。先端がヘラ状ならば、意思が本質的に非常に強くなりますが、第二指節(論理・理性)と優れた頭脳線に支えられていなければ、その意思が発揮されることはないでしょう。
棍棒状の親指は金星人の場合、ほとんど見られません。見られたら異常と考えてください。良い金星人には苛烈なところや血に飢えた殺人者のようなところは皆無です。金星人が殺人を犯すようなことがあるとしたら、嫉妬で激情に駆られたときでしょうが、それは質の落ちる金星人の場合です。洗練された高級な金星人は決して殺人などをしません。あまりにも優しく同情心に溢れているからです。
低級な金星人の場合、第二の「宮」タイプが強いのです。この第二のタイプが金星宮と同じくらい強く、この第二の「宮」のせいで殺人を犯すような神経と野蛮さが発揮されるのです。つまり金星宮が情熱と嫉妬を供給し、第二の宮が殺人の本能を供給するのです。
(つづく)