手相を見るに当たっての仮説。
主要線、補助線、チャンス線(偶然線)。姿。二つの手
1000名の方の手相を見ると、すべてが異なった組み合わせであることに気づきます。それが1万人になっても、やはり一人一人の手相の線は異なっています。いくら多くの手相を見ても、常に新しい線が見つかります。まったく同じ手相の人がいたら1億円差し上げるという申し出がありましたが、まったく同じ手相の人が存在する心配はありません。必ず何か違うのです。
このようにまったく同じ手相が存在しないのは、偶然ではありません。偶然ならば、まったく同じ手相が、いつかは見つかるでしょう。でも、そのような発見はまったくありません。ではこの現象をどう説明したら良いのでしょう。これが意味するのは、同じ性格・気質を持つ人間は存在しないことです。一人一人みんな違うのです。そしてその違いが手相にも現れていることが、多くの実験検証から証明されています。これは理論ではありません。これは実体験に基づいて確実に証明されています。したがってまったく同じ人格の2人が見つからない限り、まったく同じ手相の人も見つからないのです。
一方、性格が似ている人がいたら、手の線も似ていることは、すでによく知られた事実です。そこで子供と親の手相がよく似ているのですが、でも詳細を見ると必ず異なります。手の線はあまりにも多彩なので、すべての違いを作表にすることは出来ません。そこで、私にとって明らかになったのは作業仮説を確立しなければならないことでした。手の線に関する正確な一般的原則が決まらなければ、確かなことは何も分からないということに、だいぶ前に気づきました。私は信頼できる作業仮説が発見できると確信していました。
この確信は正しいことが分かりました。少しづつ積み重ねた情報を蓄積して、どの手にも応用できる仮説が生まれたのです。これを正しく応用すれば間違えることはありません。
最初からこの仮説が正しいと信じる必要はありません。ただ、試してください。手相を見る時に、注意深く正確に適用してみるのです。そうしてみれば、この仮説を「信じる・信じない」にかかわりなく、正確な判断が出来ることに気づくでしょう。
すべての指の中でも、木星人の指、つまり人差し指だけは独立しています。他の3本の指は、一緒になって動き、人差し指のような独立性はありません。したがって木星人の指が、生命の流れ(ライフ・カレント)を体に通すさいの磁石の役目を持っています。
思想家なら疑う人は昔からいませんが、私たちの周りを取り巻く大気には不思議なフォース(力)が存在しています。フォースが電気でなければ、それは非常に電気に似た行動と結果をもたらします。フォースは広く拡散されており雲をつかむような存在ですが偉大な力を持っています。このフォースを凝縮したものが生命の流れ(ライフカレント)であり、これが人間と、知ることの出来ない世界(アンノウン:The Unknown:見知らぬ宇宙)とを結んでいます。
このフォースは見ることも感じることも出来ませんが、存在することを結果から見て判断できます。人が誕生するときには、このフォースが人差し指から赤ん坊の体内にはいります。これが磁気を帯びた流れで、私たちが生きている間、体の中を流れます。この流れは死とともに停止されます。このことに誤りはありません。この生命の流れ(ライフカレント)に関しては第1部第2章でも述べました。このライフカレントが存在することについて、ここで長々と述べたり、証明する気はありませんし、必要もありません。しかし優れた作業仮説に有効に使えるので、ぜひ使って欲しいと思います。手の線を見る時にこの知識が、線の意味を理解する鍵となります。独立して立っている人差し指(木星人)が、私たちの周りで散乱しているフォースを惹きつけ凝縮し、安定した流れとするのです。(つづく)
(つづく)